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・藤圭子

 

 

川は流れる

 

 

瀬戸石ダムの撤去を
 球磨川(熊本県)の長い狭窄部に瀬戸石ダムがあります。狭窄部で造りやすいから造ったのでしょうが、狭窄部は水が通り抜けるのに時間がかかり、上流に人吉市があるところで、利水ダムすなわち水を溜めるためのダムは狭窄部に本来造るべきではないところです。
 荒瀬ダムは先に撤去されましたが、発電の方法が色々とある現在、水の流れを阻害している瀬戸石ダムも早急に撤去することが球磨川治水の第一です。
 瀬戸石ダムは、J Power のダムの管理も及ばず、下流にも上流にも危険だけを増している存在である。下記サイト参照
・熊本豪雨で球磨川「瀬戸石ダム」が決壊危機
・熊本豪雨で球磨川「瀬戸石ダム」が決壊危機 2
・熊本豪雨で球磨川「瀬戸石ダム」が決壊危機 3
以上 2020年9月6日 台風10号 九州に接近中

最上峡にバイパス排水路を
バイパス排水路は、戸沢村の県道34号線の最上川に架かる橋を北に突き当たったところから最上川から分かれてトンネルに入り、庄内町清川の県道361号線の手前の右岸のところで合流します。 大雨の時だけ流れるようにして、流下流量を増やし、最上峡上流部分の排水を促します。 酒田市内に最上川上流から早く水が来ることになるので、河川敷の樹木を伐採等、流下を促す措置が必要となります。 酒田市と新庄市を結ぶ道路トンネルを構築し、その先導トンネルとして、上記排水路を設けることも考えられる。道路トンネルよりも先導トンネルのほうが大きいということになるかもしれない。
以上 2020年7月30日 最上川氾濫の日から2日目

 

 

水害防止の水力発電   旧深水発電所の再稼働を
球磨川は人吉市を抜けると山に囲まれた狭窄部になる。ここから水の流れが滞り、川は溢れやすくなる。 狭窄部の入り口から導水管を引き、大雨の時はバイパス路として導水管から水を流し発電する。 狭窄部への水の流れを他に分けて排水量を増やすわけである。 旧深水発電所は八代市の河口から数キロ上流、JR肥後線・段駅の1キロ上流にある。現在は使われていない。導水路があり、導水路の上流は水路があり、この水路は走水川から分水されている。
    ・九州ヘリテージ・旧深水発電所 No.2 内の地図参照
球磨川から導水管を旧深水発電所の水路へ導くというのがこの提案の趣旨である。導水管は約20Kmになる。 旧深水発電所に新しい発電設備、また蓄電池設備も要るだろう。
以上 2020年7月4日 人吉市で球磨川が溢れた日


成田空港アクセス鉄道が雨により運休されることは避けたい。
印旛沼の水位が上がると印旛沼への流入河川が溢れ、JR成田線、京成等成田空港へのアクセスが途絶える恐れが出てくる。
1.大和田排水機場の能力アップを   雨の降り方がはげしくなっているので、印旛沼から東京湾に放流する能力を上げる
2.長門川が利根川に合流するところに水門を設ける   普段は長門川から利根川に流れているが、利根川の水位が上がると利根川から長門川を通り印旛沼に水が流入してくる。これを遮断する
以上  2019年10月26日


もし八ッ場ダムが完成していたら 今回の19号台風の前に
 利根川も溢れていたことになろう
 試験湛水中でまだ水がほとんど無い、常時満水位からはるかに低い水位から、川の流れを止めたから役に立った。 完成済みで常時満水位まで水がある状態であれば緊急放流で利根川も大変なことになっていたのではないか。
 日本近海の海水温度が上がってきている現在、ハードよりソフトという前に、ハード運用の見直しが求められる
 以上2019年10月14日


異常降雨の場合のAI活用を
堤防決壊の半分以上は人災ではないか
台風19号が来ている真っ最中にダムの緊急放流が各地でなされたようだ。これだけ多くの地域で緊急放流がなされたということはダム管理能力がレベルに達していないということを示している。 管理は出来ないが、河川の水量を減らすという、一つ覚えの土建屋発想、すなわちダムが必要かどうかではなく、ダム建設に適したところなら、どこでも建設してきた。 今回のような大型台風が来れば、管理能力の欠如から、多くのところで余計な河川氾濫を引き起こすことになる。 ダムを造ることは河川に余計な樹木を生やすことになる。ダム設置は河川の流れを弱めるからである。大雨が降れば流れが弱くなった支流が本流に合流するのを困難にする一因になる。
雨雲レーダーで一定以上の激しい降雨の地域が一定以上の広さで広がっている場合、河川の水位の上昇は予想できる。 河川の流域と激しい雨の地域の移動予測から河川の水位の上昇を予測し、ダムの少しずつの放水を始める。異常降雨時のダム水門操作は自動操作にしたほうが、人の手を介するよりましだろう
 以上2019年10月13日




 水理学と掛けて、蛙の面に水、と解く。                                                 2014.9.29
 水理学と掛けて、2ビットコンピュータ、と解く。                                            2015.10.25   

 

 川という字は3本の線によって書かれている。この3本の線は川が流れていることを示す。川は支流と合流を繰り返し、海へと注いで行く。ところが、川が流れなくなるときがある。それは大雨が降ったときに起きる可能性がある。川が流れなくなると増水した水は堤防の中に染み込み堤防を崩すことにもなる。そこでスーパー堤防が提唱されることになった。しかし、スーパー堤防の前に、川が流れなくなる事態にならないかを考える必要がある。       2014.7.9.
 川が流れ着いて、海面の高さと同じになったとき、そこからは川の流れは無くなる。そこは形としては川でも、湾と考えるべきものである。ここでは堤防越水に対しては、堤防の高さを増すことが第一に考えられる。  そこに至る川の流れが存在するところでは、堤防に対する補強の前に川が流れなくなることに対する防災がまず求められることになる。
                                                                        2015.10.25